バイオハザード9の新作リークと発売予定年の予想

『バイオハザード』(Resident Evil)は、1996年の初代作品以来、サバイバルホラーというジャンルを定義し、世界中のゲーマーを魅了してきたカプコンの看板シリーズだ。
ナンバリングタイトル、リメイク、スピンオフを合わせ、30年近くにわたり進化を続ける本シリーズだが、近年は特にリメイク作品(『バイオハザード RE:2』『RE:3』『RE:4』)の成功や、『バイオハザード7』『ヴィレッジ』の新機軸が話題を呼んでいる。

 

そんな中、ファンが最も注目しているのは「次なる新作」、特に『バイオハザード9』やリメイクプロジェクトの動向だ。

 

本記事では、最新のリーク情報、カプコンの開発傾向、過去のリリースパターン、そしてコミュニティの予想を基に、バイオハザード新作の全貌を徹底的に考察する。

 

 

バイオハザード新作の現状:何がわかっているのか

 

2025年4月時点で、カプコンは公式に新作バイオハザードの開発を進めていることを認めている。
2024年6月のCapcom Nextプログラムで、ディレクターの中西晃史氏(『バイオハザード7』の監督)が「大規模な新作プロジェクト」を進行中と明言した。
これはリメイクではなく、オリジナル作品であることが強調されており、ファンの間では『バイオハザード9』の可能性が高いとされている。
さらに、リーク情報や業界関係者の発言から、複数のバイオハザード関連プロジェクトが並行して動いていることも判明している。
以下、主要なプロジェクトごとに現状を整理する。

 

『バイオハザード9』の開発状況

 

『バイオハザード9』は、シリーズの次期ナンバリングタイトルとして最も注目されている。
リーク情報によれば、開発は2018年頃から始まり、すでに6~7年が経過しているという。
これは『バイオハザード7』(約4年)や『ヴィレッジ』(約5年)の開発期間よりも長い。
カプコンのナンバリングタイトルは通常、4~5年周期でリリースされるが、今回はコロナ禍や技術的な挑戦が影響した可能性がある。

 

信頼性の高いリーカーであるDusk Golemは、2023年以降、Xやインタビューで『バイオハザード9』に関する情報を断続的に公開している。
彼によると、本作は2025年後半から2026年初頭の発売を目指しているが、開発の遅れにより2026年にずれ込む可能性もある。
また、2024年11月のリークでは、ゲームの正式発表が2025年夏頃(おそらくSummer Game FestやThe Game Awards)に行われるとの予測が立てられている。

 

リメイクプロジェクト:『バイオハザード0』と『コード:ベロニカ』

 

ナンバリング新作以外に、カプコンはリメイクプロジェクトにも力を入れている。
2025年1月、Dusk Golemは『バイオハザード0』のリメイク(以下、RE:0)が開発中と投稿。
さらに、『バイオハザード コード:ベロニカ』のリメイク(以下、RE:ベロニカ)は現時点で計画されていないが、将来的に検討される可能性があると述べた。
『RE:0』は、『RE:4』の成功を受けて、初期作品の再構築を進めるカプコンの戦略の一環と見られる。
発売時期は2026~2027年が予想されており、ニンテンドースイッチ2専用タイトルとして開発中との噂もある。

 

その他のプロジェクト:5つのタイトル?

 

Dusk GolemやInsider Gamingによると、カプコンは現在、少なくとも5つのバイオハザード関連タイトルを開発中だ。
これには『バイオハザード9』、『RE:0』、そして未発表のプロジェクトが含まれる可能性がある。
一部のファンは、『バイオハザード5』のリメイク(RE:5)や、スピンオフ作品(例:『リベレーションズ3』)を予想しているが、具体的な情報は乏しい。
2024年2月には、シリーズの人気キャラクター、アルバート・ウェスカーの声優が新作への参加を示唆し、ファンの期待を煽った。

 

『バイオハザード9』のリーク情報:舞台、主人公、ゲームプレイ

 

『バイオハザード9』に関するリークは、Xや海外メディアを通じて断片的に広まっている。
以下、主要な情報を整理し、その信憑性を検討する。

 

舞台とストーリー

 

複数のリークによれば、『バイオハザード9』は『ヴィレッジ』の直接的な続編ではないが、シリーズの大きな物語の転換点となる。
Biohazard DeclassifiedやThe Game Postは、物語が『バイオハザード8』の4年後、つまり2025年頃を舞台にすると報じた。
舞台は東南アジアの架空の島嶼地域で、都市部とジャングルが混在するオープンワールド風の環境が採用されるとの噂だ。
この「オープンワールド化」は、『ヴィレッジ』の村や城のような広大なエリアをさらに拡張したものと予想される。

 

ストーリーでは、BSAA(対バイオテロ組織)やアンブレラの後継組織が再び焦点となり、ウイルス兵器の新たな脅威が描かれる可能性が高い。
一部のリークでは、「アポカリプス」をテーマにした終末的な雰囲気や、シリーズの過去キャラが集結する「総決算」のような展開が示唆されている。
ただし、これらの情報はカプコン公式の裏付けがないため、眉に唾をつけておくべきだ。

 

主人公:ジルとレオンが復帰?

 

ファンの間で最も話題になっているのは、主人公に関するリークだ。
2024年11月の情報では、ジル・バレンタインとレオン・S・ケネディがプレイアブルキャラクターとして登場し、二人を中心に物語が展開されるとされている。
ジルは『バイオハザード3』以来、ナンバリングでの主役がなく、レオンの登場も『バイオハザード6』以来となるため、ファンの期待は大きい。
さらに、クリス・レッドフィールドやイーサン・ウィンターズの再登場を予想する声もあるが、イーサンの物語は『ヴィレッジ』で完結した可能性が高い。

 

ただし、リークの中には「イーサンの娘、ローズマリー・ウィンターズが成長して登場する」という情報もあり、世代交代の可能性も否定できない。
Xの投稿では、公式のティザー画像に「IX(9)」と見えるロゴが隠されていると話題になり、ストーリーの核心に関わる匂わせだと推測されている。

 

ゲームプレイ:FPSかTPSか、オープンワールドの挑戦

 

『バイオハザード7』と『ヴィレッジ』で採用された一人称視点(FPS)は、ホラー体験を強化したが、一部のファンは『RE:2』や『RE:4』の三人称視点(TPS)を望んでいる。
Xのユーザーからは、「TPSに戻してほしい」「FPSは酔う」といった声が上がっており、リークでは両方の視点が選べるハイブリッド方式の可能性が示唆されている。

 

また、ゲームプレイの大きな特徴として、「オープンワールド要素」が挙げられている。
これは完全なオープンワールドではなく、『モンスターハンター:ワールド』や『ドラゴンズドグマ2』のようなゾーン型マップを採用する可能性が高い。
敵との戦闘では、ゾンビやクリーチャーだけでなく、環境を利用したステルスやトラップが重視されるとの情報もある。
さらに、シリーズ初の「マルチエンディング」や「選択肢によるストーリー分岐」が導入される可能性も囁かれており、プレイヤーの選択が物語に影響を与える新機軸が期待されている。

 

リメイクプロジェクトの詳細:『バイオハザード0』とその先

 

カプコンのリメイク戦略は、『RE:2』『RE:3』『RE:4』の成功により、シリーズの柱の一つとなっている。
以下、リークされているリメイクプロジェクトの詳細を掘り下げる。

 

『バイオハザード0 リメイク』の可能性

 

『バイオハザード0』は、2002年にゲームキューブ向けに発売された作品で、ビリー・コーエンとレベッカ・チェンバースを主人公に、アンブレラの起源を描く前日譚だ。
オリジナルはパートナーシステムやアイテム管理のユニークさが評価された一方、難易度の高さや操作性の古さが批判された。
Dusk Golemのリークによれば、『RE:0』は現代の技術で再構築され、『RE:4』のようなTPS視点とアクション性の強化が図られる。
発売は2026~2027年で、ニンテンドースイッチ2向けに最適化される可能性がある。

 

ファンの反応は賛否両論だ。
Xでは「『0』のリメイクはマニア向けすぎる」「『RE:5』を先にやってほしい」といった声が散見される。
一方で、『0』の暗い雰囲気や列車を舞台にした序盤の緊張感を現代グラフィックで再現することに期待する意見もある。

 

『コード:ベロニカ』はスキップされる?

 

『コード:ベロニカ』は、2000年にドリームキャスト向けに発売された作品で、クレア・レッドフィールドとスティーブ・バーンサイドが南極の施設で戦う物語だ。
ファンからはリメイクを望む声が多いが、Dusk Golemは「現時点で『RE:ベロニカ』の開発は計画されていない」と主張。
ただし、カプコンが『RE:0』の売上を見て続編リメイクを検討する可能性は残されている。

 

『バイオハザード5』のリメイクはいつ?

 

『バイオハザード5』は、2009年に発売されたアクション色の強い作品で、クリス・レッドフィールドとシェバ・アロマーがアフリカで戦う。
リメイクの噂は根強いが、具体的なリークは少ない。
2023年12月のインタビューで、『RE:4』のディレクター安保寿史氏が「リメイクを続けたい」と発言したことから、『RE:5』の開発が遠くない将来始まる可能性がある。
予想される発売時期は2028年以降で、『RE:0』や『RE:ベロニカ』の後になる可能性が高い。

 

カプコンのリリースパターンから見る発売予定

 

カプコンのバイオハザードシリーズは、ほぼ毎年新作またはリメイクをリリースするペースを維持している。
以下は、最近のリリース履歴だ:

     

  • 2019年:『バイオハザード RE:2』
  •  

  • 2020年:『バイオハザード RE:3』
  •  

  • 2021年:『バイオハザード ヴィレッジ』
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  • 2023年:『バイオハザード RE:4』
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  • 2024年:なし(ただし、モバイル版『RE:4』やVRモードが展開)

 

このパターンから、2025年は『バイオハザード9』の発表、2026年に発売が自然な流れだ。
リメイクの『RE:0』は2026~2027年、その後に『RE:5』や他のプロジェクトが続く可能性が高い。
また、カプコンは次世代機(PS5、Xbox Series X/S、ニンテンドースイッチ2)向けに開発を最適化しており、グラフィックやパフォーマンスの向上が期待される。

 

コミュニティの反応と期待

 

XやRedditなどのコミュニティでは、新作に対する期待と懸念が交錯している。
以下、主要な意見をまとめる。

 

ポジティブな声

 

     

  • 「ジルとレオンの共演は夢のよう!シリーズの集大成を期待」(Xユーザー)
  •  

  • 「オープンワールドのバイオは新鮮。
    探索が楽しみ」(Redditスレッド)
  •  

  • 「『RE:0』のリメイクはニッチだけど、列車の雰囲気は絶対ハマる」(X投稿)

 

懸念点

 

     

  • 「FPSはもういい。
    TPSに戻してほしい」(Xユーザー)
  •  

  • 「『コード:ベロニカ』を飛ばすのは納得できない。
    ファンの声聞いて」(Redditユーザー)
  •  

  • 「開発期間が長すぎる。
    延期が怖い」(X投稿)

 

コミュニティの熱量は高く、公式の匂わせ(例:ティザー画像の「IX」ロゴ)に対する考察や、リーク情報の真偽を巡る議論が活発だ。
カプコンはこうしたファンの声を反映する傾向があり、発表時の期待管理が鍵となるだろう。

 

新作が直面する課題と期待される進化

 

バイオハザード新作が成功するためには、以下の課題を克服する必要がある。

 

課題1:FPSとTPSのバランス

 

『7』と『ヴィレッジ』のFPSはホラー体験を強化したが、アクション性の高いシーンではTPSが求められる。
選択可能な視点や、TPS専用モードの導入が理想的だ。

 

課題2:オープンワールドの品質

 

オープンワールド化はリスクを伴う。
カプコンは『ドラゴンズドグマ2』で広大なマップを実現したが、コンテンツの薄さや最適化不足が批判された。
バイオハザードでは、探索とホラーのバランスが重要だ。

 

課題3:ストーリーの深み

 

『ヴィレッジ』はキャラクターや家族の物語が好評だったが、『6』のような過剰なアクションは不評だった。
『9』では、ジルやレオンの過去を掘り下げ、シリーズのテーマ(生存、恐怖、希望)を深化させる必要がある。

 

期待される進化

 

     

  • 次世代グラフィック:RE Engineの進化により、リアルなゾンビや環境表現が期待される。
  •  

  • マルチエンディング:選択肢によるストーリー分岐でリプレイ性を向上。
  •  

  • VR対応:『RE:4』のVRモードが高評価だったため、『9』でもVRが期待される。

 

発売予定の予想:タイムラインを整理

 

以下は、リークとカプコンの動向を基にした発売予定の予想だ:

     

  • 2025年夏:『バイオハザード9』正式発表(トレーラー公開)。
  • [](https://gamecolumn.jp/blog-entry-100056.html)

     

  • 2025年後半~2026年初頭:『バイオハザード9』発売。
  • [](https://gamecolumn.jp/blog-entry-91112.html)

     

  • 2026~2027年:『バイオハザード0 リメイク』発売。
  • [](https://www.saishintech.com/2025/01/resident-evil-0-remake-jan-24-2025/)

     

  • 2028年以降:『バイオハザード5 リメイク』または『コード:ベロニカ リメイク』。
  • [](https://nerdnooks.net/biohazard-re5-itsu)

 

カプコンは毎年リリースを目指しているため、2025年が発表の年、2026年が発売の年と考えるのが妥当だ。
ただし、開発の遅れや品質向上のための延期はあり得る。

 

結論:バイオハザードの未来はどうなる?

 

『バイオハザード9』を中心とする新作プロジェクトは、シリーズの新たなマイルストーンとなる可能性を秘めている。
ジルとレオンの復帰、オープンワールド化、マルチエンディングといったリーク情報は、ファンの期待を大きく膨らませる一方、開発の長期化や視点の選択など、課題も多い。
リメイクでは『RE:0』が新たな挑戦として控えるが、『コード:ベロニカ』や『RE:5』の優先順位を巡る議論も続く。
カプコンの過去の実績を考えれば、ファンに愛される作品を届ける可能性は高いが、リーク情報には慎重な姿勢が必要だ。

 

ファンは、2025年の公式発表を心待ちにしている。
Xでの議論やコミュニティの熱量を見る限り、バイオハザードは今後もホラーゲームの金字塔として君臨し続けるだろう。
あなたはどんな新作を期待する? ゾンビの咆哮が響くその日まで、期待と恐怖を胸に待ち続けたい。