ガンダムブレイカー4のクロスプレイは可能?

2024年8月29日に発売された『ガンダムブレイカー4』(以下、ガンブレ4)は、バンダイナムコエンターテインメントが贈る「創壊共闘アクション」ゲームです。

プレイヤーは自分だけの「俺ガンプラ」を作り、ミッションで敵を倒してパーツを集め、カスタマイズを楽しむことができます。
Nintendo Switch、PS4、PS5、Steamのマルチプラットフォームで展開される本作ですが、オンラインでのマルチプレイを楽しみにしているファンにとって気になるのが「クロスプレイ」の対応状況です。

この記事では、ガンブレ4のクロスプレイの可否、マルチプレイの特徴、プラットフォームごとの違いやおすすめの選び方を、詳細に解説します

 

 

ガンダムブレイカー4とは?ゲームの概要

 

ガンブレ4は、ガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)を題材にしたアクションゲームで、プレイヤーがガンプラのパーツを自由に組み合わせてオリジナルの機体を作り、戦闘やカスタマイズを楽しむ作品です。
シリーズの特徴である「創る・戦う・魅せる」をコンセプトに、過去作から進化したシステムが多数導入されています。
主な特徴は以下の通りです。

 

     

  • ガンプラのカスタマイズ:頭、胴、腕、脚、武器など、250種以上の機体パーツを自由に組み合わせて自分だけのガンプラを作成。
    ペイントや汚し効果、サイズ変更などの細かなカスタマイズも可能です。
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  • 戦闘システム:二刀流アクションやマスタースキルなど、進化したアクションで敵を倒し、パーツを収集。
    マルチプレイでは最大3人で協力してミッションに挑戦できます。
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  • ジオラマモード:作成したガンプラを飾り、こだわりの1枚を撮影できる新モード。
    SNSでの共有も視野に入れた機能です。
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  • ストーリーとゲームモード:前作『ガンダムブレイカー3』の続きを描くストーリーモードのほか、バウンティハンターやサバイバルなど、多彩なミッションが用意されています。

 

本作は、PS4、PS5、Nintendo Switch、Steamで発売されており、幅広いプラットフォームでプレイ可能です。
しかし、オンラインでのマルチプレイを重視するプレイヤーにとって、クロスプレイの有無は購入を決める重要な要素です。
では、ガンブレ4のクロスプレイ対応状況はどうなっているのでしょうか?以下で詳しく見ていきます。

 

ガンブレ4のクロスプレイは可能?公式情報と現状

 

結論から言うと、ガンダムブレイカー4は異なるプラットフォーム間でのクロスプレイには対応していません
具体的には、Nintendo Switch、PS4、PS5、Steamの間でクロスプレイを行うことはできません。
ただし、PS4とPS5間では縦マルチ(同一プラットフォーム内の世代間マルチプレイ)が可能です。
この情報は、2024年2月23日に配信された公式番組「ガンブレ情報局」や、複数の攻略サイトで確認されています。
以下に、クロスプレイに関する詳細を整理します。

 

クロスプレイ非対応の理由

 

クロスプレイが非対応である理由について、公式からの明確な説明はありませんが、以下の要因が考えられます。

 

     

  • サーバーコスト:クロスプレイを実現するには、プラットフォーム間でデータを同期する専用サーバーの構築が必要です。
    これには開発コストやランニングコストがかかり、ガンブレ4のようなタイトルでは優先度が低かった可能性があります。
    あるコミュニティでは、「クロスプレイは定期的な収益が見込めるライブサービス型のゲームで採用されやすい」との意見が見られました。
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  • プラットフォームごとの仕様の違い:Switch、PS4、PS5、Steamでは、グラフィック性能や処理能力が異なります。
    特にSwitchは携帯モードでのプレイを考慮した設計のため、解像度やフレームレートが他のプラットフォームと異なる場合があります。
    これにより、クロスプレイ時の公平性や快適性を保つのが難しい可能性があります。
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  • 開発リソースの優先順位:ガンブレ4は、カスタマイズやジオラマモード、戦闘システムの強化に注力しており、クロスプレイの実装よりもこれらのコア要素を磨くことが優先されたと考えられます。

 

縦マルチ(PS4とPS5)の対応

 

PS4とPS5間では、同一のPlayStation Networkを利用するため、オンラインマルチプレイが可能です。
これは「縦マルチ」と呼ばれ、同一プラットフォーム内での世代間マルチプレイを指します。
たとえば、PS4版を購入したプレイヤーが、PS5版のフレンドと一緒にミッションをプレイできます。
また、PS4からPS5へのセーブデータ引き継ぎも可能で、プラットフォーム間の移行がスムーズです。
ただし、PS5からPS4への逆方向の引き継ぎはサポートされていません。

 

クロスセーブの状況

 

クロスセーブ(異なるプラットフォーム間でセーブデータを共有する機能)についても、ガンブレ4ではサポートされていません。
たとえば、SwitchでプレイしたデータをSteamに引き継ぐことはできません。
PS4からPS5への一方向のデータ引き継ぎは可能ですが、他のプラットフォーム間では独立したセーブデータとなります。
この点は、複数プラットフォームでプレイしたいユーザーにとって不便な点と言えるでしょう。

 

マルチプレイの特徴とクロスプレイ非対応の影響

 

ガンブレ4のマルチプレイは、最大3人で協力してミッションに挑戦する形式で、パーツ集めや高難度クエストの攻略に適しています。
マルチプレイの魅力は、フレンドと協力して強敵を倒したり、互いのカスタマイズしたガンプラを見せ合ったりすることにあります。
しかし、前作『ガンダムブレイカー3』ではストーリーモードを一緒に進められたのに対し、ガンブレ4ではメインストーリーのマルチプレイが制限されているとの情報もあり、プレイヤーによっては物足りなさを感じる可能性があります。

 

クロスプレイ非対応による影響

 

クロスプレイが非対応であることで、以下のような影響が考えられます。

 

     

  • プラットフォームごとのプレイヤー人口の分断:Switch、PS4/PS5、Steamのプレイヤーが別々にマッチングするため、各プラットフォームのオンライン人口が分散します。
    特に、過疎化が進むとマッチングに時間がかかる可能性があります。
    あるユーザーは「クロスプレイがないと、PS5版は人口が少ないリスクがある」と懸念を表明しています。
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  • フレンドとのプレイの制約:フレンドとマルチプレイを楽しむ場合、同一プラットフォームのソフトを購入する必要があります。
    たとえば、Switch版のプレイヤーはPS5版のフレンドと一緒に遊べないため、事前にプラットフォームを揃える必要があり、購入時の計画が重要です。
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  • チートやMODの問題の回避:特にSteam版では、MOD(改造データ)やチートがオンライン環境に影響を与えるリスクがあります。
    クロスプレイがないことで、SwitchやPS4/PS5のプレイヤーはこうした問題から隔離され、公平な環境でプレイできるメリットがあります。
    コミュニティでは、「PC版のチートがクロスプレイで入ってきたら嫌」との声も見られます。

 

マルチプレイは必須?

 

ガンブレ4のマルチプレイは必須ではありません。
ソロプレイでもストーリーモードやミッションを十分に楽しめ、パーツ集めやカスタマイズのコア体験は単独で完結します。
ただし、マルチプレイでは以下のメリットがあります。

 

     

  • 効率的なパーツ集め:協力プレイにより、高難度ミッションをクリアしやすくなり、レアパーツの入手効率が上がります。
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  • コミュニティとの交流:他のプレイヤーのガンプラを見たり、戦略を共有したりする楽しさがあります。
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  • 高難度コンテンツの攻略:サバイバルモードやバウンティハンターなど、協力が有利なモードが存在します。

 

一方で、ソロプレイを好むユーザーにとっては、クロスプレイの有無はあまり影響しないでしょう。
あるプレイヤーは「ガンブレはソロでパーツ集めを楽しむゲーム」と述べており、オンライン人口を気にせず遊べる点が魅力とされています。

 

プラットフォームごとの特徴とおすすめの選び方

 

クロスプレイが非対応である以上、どのプラットフォームでガンブレ4を購入するかは重要な決断です。
Switch、PS4、PS5、Steamの特徴と、どんな人に適しているかを以下にまとめます。

 

Nintendo Switch版

 

     

  • 特徴:携帯モードで手軽にプレイ可能。
    パッケージ版とダウンロード版が利用でき、日本での普及率が高い。
    グラフィックはPS4/PS5やSteamに比べるとやや劣るが、解像度やフレームレートはプレイに支障がないレベルに最適化されている。
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  • メリット:日本でのプレイヤー人口が多く、オンラインマルチプレイのマッチングが期待できる。
    持ち運びできるため、外出先でもプレイ可能。
    チートやMODの影響を受けにくい閉じた環境。
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  • デメリット:グラフィックや処理速度が他のプラットフォームに劣る。
    特にジオラマモードでの高解像度撮影には限界がある。
    ストレージ容量が少ないため、DLCやアップデートで容量不足になる可能性。
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  • おすすめな人:マルチプレイを重視する人、Switchしか持っていない人、手軽に遊びたい人。
    コミュニティでは「人口を考えたらSwitch一択」との声も多い。

 

PS4/PS5版

 

     

  • 特徴:PS4とPS5間で縦マルチが可能。
    PS5では高解像度や高速ロードが魅力。
    パッケージ版とダウンロード版が利用可能。
    PS4からPS5へのセーブデータ引き継ぎに対応。
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  • メリット:PS5ではグラフィックが美しく、ジオラマモードでの撮影が映える。
    PS4ユーザーは既存のコミュニティと一緒にプレイ可能。
    安定したオンライン環境。
    チートリスクが低い。
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  • デメリット:PS5の普及率がSwitchやSteamに比べると低く、オンライン人口が少ないリスクがある。
    PS4は今後サポートが縮小する可能性。
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  • おすすめな人:グラフィックやパフォーマンスを重視する人、PS4/PS5のフレンドと一緒に遊びたい人、シリーズのファンで過去作をPSで遊んできた人。

 

Steam版

 

     

  • 特徴:PCのスペックに応じて高解像度や高フレームレートでプレイ可能。
    ダウンロード版のみ。
    MODコミュニティが活発で、カスタマイズの自由度が高い。
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  • メリット:ジオラマモードでの高画質撮影や、MODによる追加パーツ・スキンの利用が可能。
    海外プレイヤーとのマッチング機会が多い。
    ハイスペックPCなら最高のパフォーマンスを発揮。
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  • デメリット:チートやMODによる不公平なプレイのリスク。
    日本のプレイヤー人口はSwitchやPSに比べると少ない可能性。
    PCのスペックが低いと快適に遊べない。
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  • おすすめな人:高画質やMODを重視する人、海外プレイヤーと遊びたい人、PCゲーミング環境が整っている人。

 

おすすめの選び方

 

プラットフォーム選びのポイントは以下の通りです。

 

     

  • マルチプレイを重視する場合:日本での普及率が高いSwitch版がおすすめ。
    オンラインマッチングのしやすさが魅力です。
    フレンドと遊ぶ場合は、事前に同一プラットフォームを揃えることが必須です。
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  • グラフィックやパフォーマンスを重視する場合:PS5版またはハイスペックPCでのSteam版が最適。
    ジオラマモードや戦闘の迫力を最大限に楽しめます。
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  • フレンドとの連携を重視する場合:フレンドがどのプラットフォームで購入するかに合わせるのがベスト。
    クロスプレイがないため、事前のコミュニケーションが重要です。
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  • ソロプレイがメインの場合:どのプラットフォームでもゲーム体験は大きく変わらないが、持ち運びたいならSwitch、高画質を求めるならPS5/Steamが適しています。

 

クロスプレイ非対応を補うためのプレイのコツ

 

クロスプレイが非対応でも、ガンブレ4を最大限に楽しむための方法を以下に提案します。

 

1. フレンドとプラットフォームを揃える

 

クロスプレイができないため、フレンドと一緒に遊びたい場合は、同じプラットフォームでソフトを購入することが必須です。
事前にグループチャットやSNSでどのプラットフォームにするか話し合い、SwitchやPS4/PS5、Steamの中から選ぶと良いでしょう。
特に、Switchは日本での人口が多いため、マッチングのしやすさを重視するなら有力な選択肢です。



2. コミュニティを活用する



ガンブレ4のオンラインマルチプレイを盛り上げるには、コミュニティへの参加が有効です。
SNSやDiscord、Redditなどのプラットフォームで、同じプラットフォームのプレイヤーと交流し、ミッションの募集や情報交換を行いましょう。
たとえば、Switch版のプレイヤー向けのグループや、PS4/PS5のガンブレコミュニティが存在します。
これにより、野良マッチングだけでなく、固定パーティでのプレイも楽しめます。

 

3. ソロプレイを充実させる

 

マルチプレイがなくても、ガンブレ4はソロで十分楽しめる設計です。
ストーリーモードやバウンティハンターモードでパーツを集め、ジオラマモードでガンプラを撮影するなど、単独でのやり込み要素が豊富です。
マルチプレイにこだわらず、自分のペースでカスタマイズを楽しむのもおすすめです。

 

4. アップデートやDLCに期待

 

ガンブレ4は発売後もDLCや無料アップデートが予定されており、2024年10月24日には第1弾DLCが配信されました。
新機体やミッションの追加により、オンライン人口の活性化が期待されます。
クロスプレイの実装は現時点で予定されていませんが、コミュニティの声が高まれば、将来のアップデートで検討される可能性もゼロではありません。
公式サイトやガンブレ情報局をチェックして、最新情報を追いかけましょう。

クロスプレイを巡るコミュニティの反応

 

ガンブレ4のクロスプレイ非対応について、プレイヤーやコミュニティの反応は賛否両論です。
以下に、代表的な意見をまとめます。

 

     

  • 肯定的な意見:「クロスプレイがないことで、SwitchやPSはチートやMODの影響を受けずに済む。
    公平な環境で遊べるのは良い」(Steam版を懸念する声)。
    「PS4とPS5の縦マルチがあるから、PSユーザーとしては十分」(PSコミュニティ)。
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  • 否定的な意見:「クロスプレイがないと人口が分散して過疎る。
    特にPS5はプレイヤーが少ないかも」(PS5ユーザーの懸念)。
    「フレンドが別プラットフォームだと一緒に遊べないのは不便」(マルチプレイ重視のプレイヤー)。
    「大手IPのタイトルなのにクロスプレイ非対応は残念」(クロスプレイを期待していた声)。

 

特に、Switch版を推奨する声が多い一方で、PS5やSteamのグラフィックを重視するプレイヤーも多く、プラットフォーム選びで意見が分かれています。
あるユーザーは「マルチでワチャワチャ遊ぶゲームだから、人口が多いSwitchがベスト」と述べていますが、別のユーザーは「ジオラマを高画質で楽しむならPC一択」と主張するなど、プレイスタイルによる違いが顕著です。

 

ガンブレ4を最大限に楽しむためのアドバイス

 

クロスプレイ非対応を踏まえ、ガンブレ4をフルに楽しむためのアドバイスを以下にまとめます。

 

     

  • 購入前に体験を確認:ガンブレ4は発売前にオープンネットワークテスト(ONT)が開催され、マルチプレイの感触を試せました。
    今後も体験版やデモが配信される可能性があるため、購入前に試遊してプラットフォームごとの快適さを確認すると良いでしょう。
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  • パーツ集めを効率化:マルチプレイではパーツ集めの効率が上がるため、野良マッチングやフレンドとの協力プレイを積極的に活用。
    攻略サイトでは、効率的な周回ミッションやレアパーツの入手方法が公開されています。
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  • ジオラマモードを堪能:クロスプレイがない分、ソロでの楽しみとしてジオラマモードを活用。
    自分だけのガンプラを撮影し、SNSで共有することでコミュニティとの繋がりを深められます。
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  • コミュニティの動向をチェック:ガンブレ4は発売後もアップデートやDLCで進化するタイトルです。
    公式サイトや攻略Wiki、SNSで最新情報を追い、イベントや新要素を逃さないようにしましょう。

 

結論:クロスプレイ非対応でもガンブレ4は楽しめる

 

『ガンダムブレイカー4』のクロスプレイは、Switch、PS4、PS5、Steam間で非対応ですが、PS4とPS5間では縦マルチが可能です。
この制限により、プラットフォームごとのプレイヤー人口の分断やフレンドとのプレイの制約が生じる一方、チートやMODの影響を受けにくい環境や、ソロプレイの充実度が魅力となっています。
プラットフォーム選びでは、マルチプレイを重視するならSwitch、グラフィックやMODを求めるならPS5やSteamがおすすめです。
クロスプレイがないからといってガンブレ4の魅力が損なわれるわけではなく、自分だけのガンプラを作り、戦い、魅せる体験はどのプラットフォームでも健在です。
フレンドとプラットフォームを揃え、コミュニティを活用しながら、あなただけのガンブレ4ライフを楽しみましょう。
どのプラットフォームを選び、どんなガンプラを創るのか――その答えは、あなたの手で紡がれます。