「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(以下、ドラクエ10)は、2012年にスクウェア・エニックスが発売した日本初のドラゴンクエストシリーズのMMORPGです。
Wiiを皮切りに、Nintendo Switch、PS4、PC、さらにはクラウド版でスマートフォンやブラウザでもプレイ可能となり、2025年現在もバージョン7「目覚めし冒険者の広場」まで拡張され、根強い人気を誇ります。
しかし、Xやレビューサイトでは「ドラクエ10をやめた」「やめてよかった」といった声も見られ、プレイ継続を迷うユーザーも少なくありません。
この記事では、「ドラクエ10をやめてよかった」と言われる背景と、続ける価値があるのかを徹底検証します。
元プレイヤーの筆者の体験、ユーザーの意見、最新情報を基に、辞めた人、続けている人、復帰を考える人に向けた客観的な情報を提供します。
ドラクエ10は、シングルプレイのストーリーを軸に、オンラインで他のプレイヤーと協力して冒険を楽しむMMORPGです。
プレイヤーはアストルティアと呼ばれる世界で、ヒューマンやエルフ、ドワーフなどの種族を選び、冒険者として物語を進めます。
主な特徴は以下の通りです。
2025年時点で、累計プレイヤー数は数百万人を超え、定期的なアップデートやイベントでコミュニティは活発。
オフライン版「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」も2022年に発売され、オンラインに抵抗がある層にもアピールしています。
しかし、長期運営ゆえの課題やプレイヤーの疲弊感も浮上しており、「やめてよかった」という声の背景を探ります。
Xやレビューサイト、フォーラムでは、ドラクエ10を辞めたプレイヤーの声が散見されます。
以下に、主な辞めた理由とその背景を分析します。
ドラクエ10の最大のハードルは、月額課金とプレイ時間の負担です。
月額1,000円~1,500円は他のMMORPG(例:FF14)と同程度ですが、拡張パック購入や課金アイテム(ドレスアップ装備、便利ツール課金など)を合わせると、年間数万円の出費になる場合も。
Xでは、「月額払ってまで続ける価値を感じなくなった」「ソシャゲの方がコスパがいい」との声が上がっています。
また、MMORPG特有の「やることが多い」点が、時間のないプレイヤーに負担に。
レベル上げ、装備集め、日課・週課、イベント参加など、効率的にプレイするには毎日数時間のコミットが必要。
レビューでは、「仕事と両立できずやめた」「ログインが義務感になってつらい」との意見が目立ちます。
筆者も、社会人になってからは週課の「万魔の塔」や「邪神の宮殿」をこなすのがストレスになり、一時休止した経験があります。
ドラクエ10は、ストーリークリア後のエンドコンテンツ(高難度ボス、レイド、PvP)が豊富ですが、マンネリ化を感じるプレイヤーが増えています。
たとえば、「聖守護者の闘戦記」や「アストルティア防衛軍」は、固定パーティでの戦略性が求められるが、報酬装備の更新が少なく、「同じことの繰り返し」との声が。
Xでは、「新ボスもテンプレ構成でクリアできる」「昔の緊張感がなくなった」との投稿が見られます。
一方、初心者やカジュアル層には、高難度コンテンツの敷居の高さが問題。
固定パーティを組むにはDiscordやSNSでの募集が必要で、野良パーティでは失敗が続きやすい。
レビューでは、「エンドコンテンツに参加できず置いてけぼり」「廃人向けすぎる」との不満が。
筆者も、聖守護者ボスに挑戦した際、装備やスキルの準備不足でパーティに迷惑をかけた経験があり、カジュアル勢のハードルを感じました。
ドラクエ10のストーリーは、シリーズらしい感動的な展開やユーモアが魅力ですが、テンポの遅さと物量が不満の原因に。
バージョン1~7の総プレイ時間は200時間以上で、レベル上げや装備集めを挟むため、ストーリー完結まで数ヶ月かかる場合も。
Xでは、「バージョン3でダレてやめた」「お使いクエストが多すぎる」との声が。
バージョン5以降はストーリーの評価が上がるものの、序盤のスローペースに耐えられないプレイヤーが離脱する傾向があります。
また、ストーリーがオンライン前提で進行するため、オフラインのように自分のペースで進められない点もストレスに。
「ムービーや会話がスキップできない」「ソロで進めたいのにパーティ強制」とのレビューもあり、シングルプレイを好むドラクエファンには不向きな設計が離脱理由となっています。
MMORPGの魅力であるコミュニティですが、人間関係のトラブルが辞める理由になる場合も。
チームやフレンドとの交流は楽しい一方、固定パーティでの役割分担や、SNSでのギスギスした議論、ルール押し付けなどがストレスに。
Xでは、「チームの内輪揉めでやめた」「野良パーティのマナー違反にうんざり」との投稿が散見されます。
特に、初心者に対する上級者の高圧的な態度や、装備チェックの厳しさが問題視されています。
筆者も、チームでの週課参加が「義務感」に変わり、断りづらい雰囲気に疲弊した時期がありました。
ソロプレイも可能だが、エンドコンテンツやイベントでは他プレイヤーとの協力が必須なため、完全に孤立するのは難しいのが現状です。
ドラクエ10は2012年のWii向けに開発されたため、グラフィックや操作性が現代のゲームに比べ古臭いと感じるプレイヤーがいます。
SwitchやPS4版ではテクスチャが改善されたものの、キャラモデルやエフェクトはPS3時代レベル。
レビューでは、「FF14と比べるとショボい」「モーションがカクカク」との声が。
クラウド版は遅延や画質の不安定さも指摘されています。
操作面では、UIの煩雑さやカメラワークの不親切さが問題に。
たとえば、メニュー画面のレスポンスが遅い、ターゲット選択がしづらい、ジャンプの挙動が不自然など、細かなストレスが積み重なる。
Xでは、「最新ゲームの快適さに慣れるとキツい」「UIを現代化してほしい」との意見が目立ちます。
筆者も、戦闘中のターゲット誤操作で全滅した経験があり、操作性の改善を望みました。
2025年のゲーム市場は、FF14、原神、ブルーアーカイブなど、魅力的なオンラインゲームが豊富で、ドラクエ10の優先度が下がるプレイヤーも。
ソシャゲは課金要素が強いが、短時間で遊べる手軽さが魅力。
レビューでは、「原神のグラフィックにハマってDQ10をやめた」「ソシャゲで十分」との声が。
また、仕事や家庭の忙しさで「MMORPGを続ける余裕がなくなった」との意見も多く、ライフスタイルの変化が離脱理由になっています。
辞めたプレイヤーの声がある一方で、ドラクエ10は13年間運営を続け、熱心なファンが支える魅力的なゲームです。
以下に、続ける価値や復帰のメリットを紹介します。
ドラクエ10のストーリーは、シリーズらしい温かみと感動が詰まっています。
バージョン5「いばらの巫女と滅びの神」やバージョン6「天星の英雄たち」は、壮大な展開とキャラの魅力で高評価。
Xでは、「バージョン5のラスボス戦で号泣」「NPC一人ひとりに愛着が湧く」との声が多数。
サブクエストや街の住人との交流も、ドラクエらしい「人々の物語」を体現しています。
筆者も、バージョン4の家族愛やバージョン5の犠牲と救済のテーマに心を揺さぶられ、ストーリーだけでも続ける価値を感じました。
オフライン版では味わえない、オンラインならではの「仲間との絆」がストーリーに深みを加えます。
20以上の職業とスキルカスタマイズにより、自分だけのプレイスタイルを構築できる点が魅力。
たとえば、魔法使いで火力を追求したり、賢者で回復と攻撃を両立したり、遊び方は無限大。
バージョン7では新職業「竜術士」が追加され、戦略性がさらに向上。
レビューでは、「職業チェンジで飽きない」「ソロでもパーティでも楽しめる」との声が。
ソロプレイも強化されており、サポート仲間(NPC)やオートマッチングで気軽にコンテンツに参加可能。
カジュアル勢向けの「冒険者のおでかけ超便利ツール」もあり、スマホで日課を効率化できます。
筆者は、僧侶からバトルマスターに転職して戦闘の爽快感を再発見し、モチベーションが復活した経験があります。
ドラクエ10のコミュニティは、温かみのある交流が特徴。
季節イベント(ハロウィン、クリスマス)、プレイヤー主催のルームイベント、ドレスアップコンテストなど、ソーシャル要素が豊富。
Xでは、「チームの仲間と雑談が楽しい」「イベントのコスプレが最高」との投稿が。
ハウジングで自分だけの家を作ったり、フレンドと写真撮影を楽しんだりするのも魅力です。
筆者も、チームメンバーと「モーモンバザー」で装備を売買したり、夏イベントの花火大会で盛り上がったりした思い出が、復帰のきっかけになりました。
人間関係のストレスを避けるなら、ソロ寄りのルームやフレンド選びが重要です。
ドラクエ10は、13年間の安定運営と定期的なアップデートが強み。
2025年もバージョン7.1~7.2の追加コンテンツや新イベントが予定されており、開発チームの意気込みは健在。
レビューでは、「運営の姿勢が信頼できる」「新要素が楽しみ」との声が。
オフライン版やモバイル対応など、時代に合わせた進化も評価されています。
運営の透明性も高く、公式生放送や冒険者の広場でアップデート情報が公開され、プレイヤーのフィードバックを反映する姿勢も。
筆者は、新職業や新マップの発表を見るたびに「まだ終わらないゲーム」と感じ、復帰意欲が高まりました。
月額1,000円で数百時間のコンテンツを楽しめるのは、コスパが高いと言えます。
無料体験版ではバージョン2までプレイ可能で、初心者や復帰勢も気軽に始められる。
レベル上限解放や装備ドロップ率向上など、カジュアル層向けの調整も進んでいます。
レビューでは、「1ヶ月遊んで1,000円は安い」「ソロでも十分楽しめる」との声が。
筆者は、無料体験でバージョン1を再プレイし、懐かしさと新鮮さの両方を感じました。
初心者向けガイドやサポート仲間の強化により、昔より遊びやすくなった印象です。
ドラクエ10に対する評価が分かれる理由は、プレイヤーのライフスタイルや好みの違いにあります。
以下に、両者の特徴を整理します。
たとえば、忙しい社会人には日課や課金のプレッシャーが「やめる」理由になる一方、ストーリーや仲間との交流を重視するプレイヤーには「続ける」魅力が上回ります。
筆者としては、プレイスタイルをカジュアルに調整し、課金ペースを抑えることで、ストレスを軽減できたと感じます。
ドラクエ10の継続や復帰を迷っている方に向けて、以下のポイントを参考にしてください。
ドラクエ10オンラインに不満がある場合、以下の代替案も検討できます。
2022年発売のオフライン版は、月額課金不要でソロプレイに特化。
バージョン1~2のストーリーをベースに、グラフィックをデフォルメ化し、戦闘や移動を簡略化。
レビューでは、「オンラインの面倒さがなく快適」「ドラクエらしいストーリーをじっくり楽しめる」と高評価。
ただし、オンラインのソーシャル要素やエンドコンテンツはなく、ボリュームは控えめ。
Xでは、「オフラインで満足してオンラインに戻らなかった」との声も。
FF14は、ドラクエ10と同じスクウェア・エニックスのMMORPGで、グラフィックやUIが現代的。
ストーリーが一本道で追いやすく、初心者向けのサポートが充実。
月額は同程度だが、無料トライアルが豊富。
レビューでは、「FF14のグラフィックとストーリーにハマった」「ドラクエ10より遊びやすい」との声。
ただし、コンテンツ量が多く、ドラクエ10のようなカジュアルさが薄い場合も。
原神やブルアカなどのソシャゲは、短時間で遊べる手軽さが魅力。
シングルプレイRPG(例:ペルソナ5、ゼノブレイド3)は、課金不要でストーリーを完結できる。
Xでは、「ソシャゲのガチャで満足」「シングルRPGの方が時間管理しやすい」との意見が。
ドラクエ10のソーシャル要素や長期運営の魅力はないが、忙しい人には適している。
結論として、ドラクエ10をやめるか続けるかは、プレイヤーのライフスタイルと好みに左右される。
以下のような方には、やめる(または休止)が賢い選択かもしれません。
一方、以下のような方には、続ける(または復帰する)価値があります。
筆者としては、ドラクエ10は欠点もあるが、唯一無二の温かみを持つMMORPGだと感じます。
月額1,000円でアストルティアの仲間と冒険を続けられるのは、忙しい日常の中での癒しでした。
バージョン5のストーリーや新職業の追加で、復帰後も新鮮な感動を得られました。
やめる決断も悪くはないが、無料体験やソロプレイで再挑戦する価値は十分あります。
「ドラクエ10をやめてよかった」かどうかは、プレイヤーの期待や状況次第です。
月額課金、時間コスト、マンネリ化といった課題がある一方、ドラクエらしいストーリー、自由な職業、温かいコミュニティは、今なお輝く魅力です。
辞めた人も、続ける人も、復帰を考える人も、自分に合ったプレイスタイルを見つけることが重要。
無料体験やオフライン版を試し、アストルティアの冒険があなたに何をもたらすか、確かめてみませんか? コントローラーを手に、もう一度仲間と旅に出る準備はできていますか?